柳屋本店は、サステナブル(持続可能)な
社会を実現するために、
環境に配慮した事業の実施や
食に関わる学びの創出に力を入れています。
ふじまる八グループのサステナビリティ Approach to sustainability
ふじまる八グループは、海に支えられて活動してきました。
海からの贈り物であるかつおを通じて、
たくさんの笑顔をつくるお手伝いをしてきました。
これからも安全安心で美味しい食の提供をしていくため、
今だけでなく未来の海も守りながら活動していきたいと考えています。
私たちは活動指針として、一緒に守ることを掲げています。
海は広いだけでなく、山とも街とも人とも関わっています。
ですので、多くの人々と連携し守っていきたいと思っています。
得意分野である食の専門家としての知識を生かし
皆様と笑顔で活動し続けられるよう努めて参ります。
SDGsへの取り組み Initiatives for SDGs
SDGs(持続可能な開発目標)とは
持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)別ウィンドウで開くの後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
外務省「SDGsとは?」より引用
フードロスの削減
グループでは、鰹節・缶詰・ロイン(お刺身)などの鰹を加工・販売しています。 これらの工程で発生する歩留り(ロス)削減に取組、削減に努めています。
具体的には、未利用資源を可食化する研究・開発を30年以上前から続けて参りました。
- 例
-
かつおの中骨 → カツオカルシウム
血合い肉など → 鰹節
頭・内臓 → 魚醤油
また、可食化に至らない部位も飼肥料として活用することにより環境循環する取組を進めています。
安全な原料の調達
安心・安全な鰹の調達は、企業活動の根幹であると考えています。
サステナビリティ(持続可能性)を実現する為に、市場・漁業会社・水産試験場などと情報交換・連携をしながら進めています。
また海の環境保護活動としてクリーンアップキャンペーンや海洋プラスチックゴミの削減に向けた取り組みも進めています。
食育活動
子供たちに『だしのよさ』を知ってもらうことにより、バランスの良い食生活の知識を身につけてもらおうと考え、静岡県内の小中学校や高校、特別支援学校に食育活動を行っています。
- 2022年実績
- 御殿場特別支援学校、静岡視覚支援学校、沼津特別支援学校、金谷小学校、浜松湖北高校、豊田中学校、島田第二小学校
また、11/24(いい節の日)に静岡県内の特別支援学校に対し鰹節の配布を行っています。
普段と違うかつお枯節などのだしを飲んで頂き、伝統食品であるだしに接する機会を提供しています。
- 2022年実績
- 県内特別支援学校 23校中 20校で実施
環境負荷対策・ゴミの削減
温室効果ガスの低減を進め、2021年に冷媒の交換を行いました。
毎月必ず発生していた申請書等を、紙から電子化に切り替え、資源削減に繋げています。
会社の備品には、再生紙など環境に配慮した物をできるだけ使用するようにしています。
リサイクル活動、環境保護活動、エネルギーの効率化に向けた積極的な活動を推進し、持続可能な社会の実現につながると信じています。
街づくりへの貢献
自社の経営理念である「こんな会社になろう」にある「鰹一筋鰹節業界と地域社会に無くてはならない会社」になるため、創業時から鰹一筋で鰹節を販売し、鰹のまち焼津の文化を世に広め、焼津みなとマラソン、焼津花火大会等への協賛や地元住民に柳屋ギャラリーを使っていただくことで、地域になくてはならない地域密着型企業として持続可能な街づくりを目指しています。
柳屋ギャラリー
柳屋本店は、ギャラリーを地域のみなさんに開放しています。
地域にみなさんが創作した作品を、幅広い人に見ていただき地域交流や芸術とのふれあいを提供して、地域貢献をしています。
自然環境を守る活動
海のゴミを減らすため、年に2回ビーチクリーン作戦に参加しています。
「海岸を清掃しながら、海洋ごみについて考える場」としてSDGsについて考える大きなきっかけにもなっています。
森林資源を守るため、里山林の再生・維持に努めています。鰹節で使用するコナラやクヌギなどの広葉樹は里山林に多くあります。この里山林を維持していく為には、20年~30年の間隔で伐採していく必要があります。
※伐採された幹から芽が出て育っていきます。柳屋本店では、林業者と連携し、20年~30年のナラやクヌギを購入することで里山林の再生・維持に努めています。
※また、コロナ発生前までは、山の視察を毎年行っておりました。